科学と失敗
「はやぶさ」のカプセルが無事に回収され、事業仕分けされた予算について再検討という話が出ているようです。
今回のカプセルの回収という目に見える成果をもってこのプロジェクトを成功とし、「では予算を・・・・・・」という流れは、どうかと思っています。
個人的には科学には「失敗」は存在しないと思っています。そこにあるのは「予想と異なる結果」であり、その結果も立派なデータであり研究成果だと思います。
「はやぶさ」のカプセルが帰ってこなかったとしても、このプロジェクトの中で得られたデータやノウハウが次につながっていく貴重なものであることには変わりないのではないでしょうか。
科学の発展は試行錯誤の上に成り立っています。
日本の理科教育の中では、その過程を体験することが難しくなっているように思えます。
科学の積み重ねが潰されてしまう国にならないで欲しいと思います。
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